疲れるとめまい・吐き気が出やすい方へ|すぐ押せるツボ【豊隆(ほうりゅう)】

①豊隆とは

こんにちは。長津田櫻花堂鍼灸マッサージ治療院です。
「疲れるとフワフワめまいがする」
「なんとなく頭が重くスッキリしない」
「胃がムカムカして気持ち悪くなる」
そんな不調を感じていませんか?
スマホやパソコン作業、ストレスや睡眠不足が続くと、体の巡りが乱れ、めまいや吐き気として現れやすくなります。豊隆は、すねの外側にあるツボで、東洋医学では“痰湿”と呼ばれる余分な水分や巡りの停滞に関わるポイントとして知られています。めまいや吐き気、頭の重さなどに使われることが多く、セルフケアにも取り入れやすいツボです。

②豊隆の場所

豊隆のツボの位置を示した下腿の骨透過イラスト付き解説画像

豊隆は、膝と外くるぶしを結んだちょうど真ん中あたり、すねの外側にあるツボです。椅子に座って膝を軽く曲げると探しやすくなります。すねの骨の外側を指でなぞっていくと、少し筋肉が盛り上がっている場所があります。そのあたりを押して、ズーンと響く場所が基本の位置です。

探すコツは、骨の真上ではなく“少し外側”を探すことです。前後にズレると響きにくいため、筋肉のやわらかい部分を意識すると見つけやすくなります。押すと重だるい響きが出やすいツボです。一番響く場所が目安です。

③効果・功能

●めまい

フワフワする感じや、頭が重いタイプのめまいに使われることが多いツボです。東洋医学では、余分な水分や巡りの停滞によって頭がスッキリしなくなると考えられています。施術でも、頭重感を伴う方に反応が出やすい印象があります。

●吐き気・胃のムカつき

ストレスや疲労によって胃の働きが低下すると、ムカムカ感や吐き気につながることがあります。豊隆は胃経に属するツボでもあり、胃腸の不調に使われることも多いポイントです。

●頭重感・ぼーっとする感じ

「頭にモヤがかかった感じ」「集中しづらい」といった不調にも使われます。特に甘いものや脂っこいものを摂りすぎた後、寝不足が続いたときなどに合いやすい傾向があります。

●痰や喉の違和感

東洋医学では“痰”は単なる咳の痰だけではなく、体の余分な水分の停滞も含みます。喉が詰まる感じや痰が絡む咳にも使われることがあります。

これらのことから、豊隆は「頭が重い」「巡りが悪い」「余分なものが溜まっている感じ」がある方におすすめのツボです。

④こんな方におすすめ
✅疲れるとめまいが出やすい方
✅頭が重くぼーっとしやすい方
✅吐き気や胃のムカつきがある方
✅甘いものや脂っこいものをよく食べる方
✅痰が絡みやすい方
✅むくみや体の重さが気になる方
✅なんとなくスッキリしない未病の状態が続いている方

こうした状態は、体の巡りや水分バランスが乱れているサインかもしれません。そのまま無理を続けると疲れが抜けにくくなったり、不調を繰り返しやすくなることがあります。日々のセルフケアとして取り入れてみましょう。

⑤セルフケア方法

①椅子に座って足をリラックスさせます
②豊隆を親指でゆっくり押します
③5秒ほど押してゆっくり離します
④左右それぞれ3〜5回行います

強さは「痛気持ちいい」と感じる程度が目安です。お風呂上がりや、頭が重いとき、食べすぎたあとなどに行うと反応が出やすくなります。押したあとに頭がスッキリしたり、足が軽く感じる場合は効いているサインです。一度だけでなく、継続して行うことが大切です。

⑥注意点

強く押しすぎると、筋肉痛のような痛みが残る場合があるため、無理のない強さで行いましょう。やりすぎも刺激になりすぎることがあるため、適度な回数を意識してください。体調が悪いときや強いめまいがある場合は無理をせず、安静を優先してください。また、急激なめまいや激しい頭痛、手足のしびれなどを伴う場合は、医療機関での検査が必要なケースもあります。妊娠中の方や持病のある方は、体調を見ながら無理なく行いましょう。

⑦東洋医学的な考え方

豊隆は「胃経」に属するツボで、東洋医学では“痰湿”を整える代表的なツボとして使われています。痰湿とは、体の中に余分な水分や老廃物が溜まり巡りが悪くなった状態を指します。これが頭へ影響すると、めまいや頭重感、吐き気として現れやすくなると考えられています。

特に、食べすぎや飲みすぎ、甘いものの摂りすぎ、運動不足、ストレスなどによって胃腸の働きが弱ると、痰湿が溜まりやすくなる傾向があります。

西洋医学的にも、睡眠不足やストレス、自律神経の乱れによって胃腸機能や血流バランスが崩れ、不調が起こりやすくなると言われています。施術をしていると、むくみや頭重感が強い方ほど、豊隆に強い圧痛が出る印象があります。体全体の巡りを整えるうえで、とても重要なツボの一つです。

⑧まとめ・併せて読みたい

豊隆は、めまいや吐き気、頭の重さなどに使いやすいツボです。
●胃腸の働きを整えたい場合→足三里
●むくみや水分代謝を整えたい場合→陰陵泉
●ストレスや自律神経の乱れが気になる場合→内関
といった使い分けもおすすめです。セルフケアとして取り入れながら、ご自身の体調の変化を感じてみてください。不調が続く場合は、お気軽にご相談ください。無理なく整えるお手伝いをいたします。

⑨こんな方に使いました

※掲載している内容は、患者様のご承諾をいただき、個人が特定されないよう一部調整してご紹介しています。

40代女性、デスクワーク中心のお仕事の方。忙しい時期になると、頭が重くフワフワするめまいや、胃のムカつきが出やすいとのことでした。触診すると、豊隆周囲に強い圧痛があり、足全体にもむくみ感が見られました。施術では豊隆を中心に、胃腸や水分の巡りを整えるよう調整を行いました。施術後は「頭が少しスッキリした」「胃の重さが軽くなった感じがする」といった変化が見られました。施術していると、甘いものやお酒が続いている方、睡眠不足が重なっている方ほど、このツボが敏感に反応する印象があります。

著者の画像                    

著者:櫻花堂治療院 院長 大久保昌哉

横浜市緑区長津田にて櫻花堂鍼灸院を運営している大久保昌哉です。スポーツトレーナーとしての経験や介護福祉士としての資格を持ち、身体と心の健康をサポートするための情報をお届けしています。不眠症や冷え性、自律神経失調、腰痛、肩こりなど慢性的な疾患やケガなどの改善を得意としています。

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