月のリズムで不調を感じやすい方へ|すぐ押せるツボ【血海(けっかい)】
目次
①血海とは
こんにちは。長津田櫻花堂鍼灸マッサージ治療院です。
「月の前になるとイライラしやすい」
「下腹部が重くてスッキリしない」
「なんとなく顔色が悪く疲れやすい」
そんな不調を感じていませんか?
デスクワークやスマホ時間が長くなると、血の巡りが滞りやすくなり、女性特有の不調や冷えとして現れやすくなります。
血海は太ももの内側にあるツボで、東洋医学では“血の巡り”と深く関わるポイントとして知られています。生理前後の不調や冷え、むくみなど幅広い不調に使いやすく、セルフケアにも取り入れやすいツボです。
②血海の場所
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血海は膝のお皿の内側から、指3本ほど上にあるツボです。椅子に座って膝を軽く曲げると見つけやすくなります。膝のお皿の内側を触り、そのまま太ももの上へ指を滑らせると、少しへこんで押して響く場所があります。そこが基本の位置です。
探すコツは、太ももの筋肉が少し盛り上がる部分を探すことです。少し前や後ろにズレると響きにくいため、膝の内側のラインを意識すると見つけやすくなります。押すとズーンと重だるい感覚が出やすいツボです。一番響く場所が目安です。
③効果・功能
●生理前後の不調
イライラしやすい、下腹部が張る、重だるいといった不調に使われることが多いツボです。東洋医学では“血の巡り”が滞ることで不調が起こると考えられており、血海はその流れを整えるサポートをします。施術でも月経前に敏感になる方が多い印象があります。
●冷え・血行不良
手足の冷えや、お腹まわりの冷え感にも使いやすいポイントです。特に「冷えているのに顔はほてる」といった巡りのアンバランスがある方にも合いやすい傾向があります。
●肌荒れ・くすみ
血の巡りが低下すると、肌のくすみや乾燥として現れやすくなります。血海は巡りを整えることで、肌の調子をサポートする目的でも使われます。睡眠不足やストレスが重なる方にも反応が出やすいツボです。
●足のだるさ・むくみ
太ももの内側にあるため、下半身の巡りにも関係します。ズーンと重い感じや、夕方のむくみに対して使うこともあります。立ち仕事や座りっぱなしの方にもおすすめです。
これらのことから、血海は「巡りの悪さ」や「女性特有の不調」を感じる方に使いやすいツボです。
④こんな方におすすめ
✅月の前後で体調が変わりやすい方
✅イライラや気分の波を感じやすい方
✅下腹部の重だるさが気になる方
✅冷えやむくみが続いている方
✅顔色や肌のくすみが気になる方
✅デスクワークやスマホ時間が長い方
✅なんとなく不調が続いている未病の状態の方
こうした不調は、体の巡りが乱れているサインかもしれません。そのままにしておくと、疲れや冷えが抜けにくくなることもあります。無理のない範囲でセルフケアを取り入れてみましょう。
⑤セルフケア方法
①椅子に座り膝を軽く曲げます
②血海を親指でゆっくり押します
③5秒ほど押してゆっくり離します
④左右それぞれ3〜5回行います
強さは「痛気持ちいい」と感じる程度が目安です。お風呂上がりや、体が冷えているとき、月の前後で不調を感じるタイミングに行うと反応が出やすくなります。押したときにズーンと響いたり、足がじんわり温かくなる感覚があれば効いているサインです。毎日少しずつ続けることが大切です。
⑥注意点
強く押しすぎると、内出血や筋肉痛のような痛みが残ることがあるため、無理のない強さで行いましょう。やりすぎると刺激になりすぎる場合もあるため、回数は適度に行うことが大切です。体調が悪いときや熱っぽいときは無理をせず、体調を見ながら行ってください。
妊娠中の方は、お腹の張りを感じる場合などは自己判断を避け、専門家へご相談ください。また、生理痛が強すぎる場合や出血量が極端に多い場合は、婦人科での検査が必要なケースもあります。気になる症状がある場合は無理をせずご相談ください。
⑦東洋医学的な考え方
血海は「脾経」に属するツボで、東洋医学では“血”と深く関わるポイントとして使われています。東洋医学では、ストレスや冷え、睡眠不足、疲労の蓄積によって血の巡りが悪くなると、イライラや冷え、肌荒れ、女性特有の不調として現れやすくなると考えます。
血海は、その滞った流れを整え、巡りをサポートする役割があります。特に現代は、スマホやパソコン作業による運動不足、ストレス、睡眠の乱れによって巡りが悪くなりやすい環境です。
西洋医学的にも、長時間同じ姿勢が続くことで血流が低下し、冷えやむくみにつながりやすくなると言われています。施術をしていると、月の前後で不調が出やすい方や、冷えを感じやすい方ほど、このツボが敏感に反応する印象があります。体全体のバランスを整える中でも、血海はとても重要なポイントです。
⑧まとめ・併せて読みたい
血海は、血の巡りや女性特有の不調に対して使いやすいツボです。
●冷えや全身の巡りを整えたい場合→三陰交
●胃腸の弱りや疲れやすさがある場合→足三里
●ストレスやイライラが強い場合→太衝
といった使い分けもおすすめです。セルフケアとして取り入れながら、ご自身の体調の変化を感じてみてください。不調が続く場合は、お気軽にご相談ください。無理なく整えるお手伝いをいたします。
⑨こんな方に使いました
※掲載している内容は、患者様のご承諾をいただき、個人が特定されないよう一部調整してご紹介しています。
30代女性、デスクワーク中心のお仕事の方。月の前になるとイライラしやすく、下腹部の重だるさや足の冷えを感じるとのことでした。触診すると、血海周囲に圧痛があり、太ももの内側に張り感も見られました。施術では血海を中心に、下半身の巡りを整えるよう調整を行いました。施術後は「足が温かい感じがする」「体が少し軽くなった」といった変化が見られました。施術していると、ストレスや冷えが重なっている方ほど、このツボが敏感に反応する印象があります。