更年期のような不調・不眠が気になる方へ|すぐ押せるツボ【照海(しょうかい)】

①照海とは

こんにちは。長津田櫻花堂鍼灸マッサージ治療院です。

「疲れているのに眠れなくてつらい」
「夜になるとのぼせて落ち着かない」
「喉や肌が乾燥してなんとなく不調」

そんな状態を感じていませんか?
スマホやパソコンを夜遅くまで見る生活やストレス、年齢による変化が重なると体を潤し休ませる力が消耗しやすくなります。

照海は足の内側にあるツボで、東洋医学では“陰”を補い心と体を落ち着かせるポイントとして使われています。不眠やのぼせ更年期のような不調に使われることが多く、セルフケアにも取り入れやすいツボです。

②照海の場所

照海のツボの位置を示した足首内側の骨透過イラスト付き解説画像

照海は、内くるぶしのすぐ下にあるツボです。椅子に座って足を軽く持ち上げると見つけやすくなります。内くるぶしの骨を触り、その真下へ指を滑らせると、少しへこんだ場所があります。そこが基本の位置です。

探すコツは、骨の際を丁寧に探すことです。少しズレると骨に当たりやすいため、やわらかく押し込める場所を探してみましょう。押すとジーンと奥へ響くような感覚が出やすいツボです。一番響く場所が目安です。

③効果・功能

●不眠・眠りの浅さ

寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、眠ってもスッキリしないといった不調に使われます。特に「疲れているのに頭が休まらない」タイプの方に合いやすい傾向があります。施術でも、夜になるほど不調が強くなる方に反応が出やすい印象があります。

●のぼせ・ほてり

顔は熱いのに足元は冷える、急にカーッと熱くなるといった状態にも使われます。東洋医学では“陰”が不足すると熱が上へ浮きやすくなると考えられており、照海はそのバランスを整えるサポートをします。

●喉や肌の乾燥

乾燥感が強い方や、水分不足のような感覚がある方にも使われます。喉のイガイガ感、肌のカサつきなど、潤い不足を感じる方にもおすすめです。

●更年期のような不調

イライラ、不眠、ほてり、疲労感など、更年期にみられやすい不調にも使われることがあります。特に「病院では異常がないけれどつらい」と感じる方にも使いやすいツボです。

これらのことから、照海は「潤い不足」や「夜に悪化しやすい不調」を感じる方におすすめのツボです。

④こんな方におすすめ

✅夜になると不調が強くなる方
✅眠りが浅く途中で目が覚めやすい方
✅更年期のような不調を感じている方
✅のぼせやほてりが気になる方
✅喉や肌の乾燥が気になる方
✅疲れているのに頭が休まらない方
✅なんとなく不調が続いている未病の状態の方

こうした状態は、体を休ませる力や潤いが不足しているサインかもしれません。無理を続けると、不調が慢性化しやすくなることもあります。日々のセルフケアとして無理なく取り入れてみましょう。

⑤セルフケア方法

①椅子に座って足首をリラックスさせます
②照海を親指でゆっくり押します
③5秒ほど押してゆっくり離します
④左右それぞれ3〜5回行います

強さは「気持ちよく響く」と感じる程度が目安です。お風呂上がりや寝る前に行うと、よりリラックスしやすくなります。押したあとに呼吸が深くなったり、体がホッと緩む感覚があれば効いているサインです。毎日少しずつ続けることが大切です。

⑥注意点

強く押しすぎると痛みが残ることがあるため無理のない強さで行いましょう。やりすぎると刺激になりすぎる場合もあるため、適度な回数を意識してください。体調が悪いときや熱が強いときは無理をせず、休息を優先してください。

妊娠中の方や持病のある方は体調を見ながら行いましょう。また、不眠やほてりが長期間続く場合は婦人科や内科など専門機関での検査が必要なケースもあります。気になる場合は無理をせずご相談ください。

⑦東洋医学的な考え方

照海は「腎経」に属するツボで、東洋医学では“陰”を補う代表的なツボの一つとされています。東洋医学でいう“陰”とは体を潤し、落ち着かせ、休ませる働きのことです。過労やストレス、睡眠不足、加齢などによってこの働きが消耗すると、不眠やのぼせ、乾燥感として現れやすくなると考えられています。特に現代は、夜遅くまでスマホを見る生活や、常に頭を使い続ける生活によって、体が十分に休まらない状態になりやすい傾向があります。

西洋医学的にも、更年期前後はホルモンバランスや自律神経が変化しやすく、不眠やほてりにつながることがあると言われています。施術をしていると、頑張りすぎて休めなくなっている方ほど、照海に深い圧痛が出る印象があります。心と体の“休む力”を整えるうえで、とても大切なツボの一つです。

⑧まとめ・併せて読みたい

照海は、不眠やのぼせ、更年期のような不調に使いやすいツボです。

●疲れやすさや回復力の低下が気になる場合→太渓
●冷えや血流の巡りを整えたい場合→三陰交
●ストレスや自律神経の乱れが強い場合→内関

といった使い分けもおすすめです。セルフケアとして取り入れながら、ご自身の“休む力”を整えていきましょう。不調が続く場合は、お気軽にご相談ください。無理なく整えるお手伝いをいたします。

⑨こんな方に使いました

※掲載している内容は、患者様のご承諾をいただき、個人が特定されないよう一部調整してご紹介しています。

50代女性、デスクワーク中心のお仕事の方。最近、夜になるとのぼせやほてりが出やすく、眠りも浅くなってきたとのことで来院されました。触診すると、照海周囲に強い圧痛があり、足元の冷えも見られました。施術では照海を中心に、体を落ち着かせるよう全身の巡りを整える施術を行いました。施術後は「呼吸が楽になった」「その日は久しぶりによく眠れた」といった変化が見られました。施術していると、頑張り続けて休めなくなっている方ほど、このツボが敏感に反応する印象があります。

著者の画像                    

著者:櫻花堂治療院 院長 大久保昌哉

横浜市緑区長津田にて櫻花堂鍼灸院を運営している大久保昌哉です。スポーツトレーナーとしての経験や介護福祉士としての資格を持ち、身体と心の健康をサポートするための情報をお届けしています。不眠症や冷え性、自律神経失調、腰痛、肩こりなど慢性的な疾患やケガなどの改善を得意としています。

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