身体は疲れているのに眠れない方へ|陰虚タイプの養生法

①はじめに

身体は疲れているのに眠れない、夜中に目が覚める、神経が休まらないなど陰虚タイプの不調に悩む女性のイメージ画像

こんにちは!長津田櫻花堂鍼灸マッサージ治療院です。

  • 身体は疲れているのに眠れない
  • 夜になると頭が冴える
  • 寝汗をかきやすい
  • のぼせやすい
  • 口や喉が乾く
  • イライラしやすい
  • 夜中に目が覚める

このようなお悩みはありませんか?もちろん生活習慣やストレスも関係しますが、東洋医学では「陰(いん)」の不足が関係していると考えることがあります。

今回は、東洋医学でいう「陰虚(いんきょ)」について、日常でできる養生法も含めて分かりやすくお話しします。

②東洋医学でいう「陰虚」とは?

東洋医学でいう「陰」は、

  • 身体を潤す
  • 熱を冷ます
  • 心を落ち着かせる
  • 回復を助ける

などの働きを持つと考えます。そのため陰が不足すると、

  • 乾燥
  • ほてり
  • 不眠
  • イライラ
  • 寝汗

などが現れやすくなります。特に、

  • 頑張り続けている
  • 夜更かしが多い
  • 神経を使う仕事
  • 常に頭を使っている

方は、知らないうちに“陰を消耗”していることがあります。

③「疲れているのに眠れない」のは陰虚?

当院でも、

「身体はクタクタなのに眠れない」
「眠っても途中で起きる」

という方は少なくありません。東洋医学では、

「陰が不足すると、熱や神経の興奮を抑えにくくなる」

と考えます。そのため、

  • 夜になると元気になる
  • 頭が休まらない
  • 深夜までスマホを見てしまう
  • 考え事が止まらない

という状態になりやすいことがあります。筋肉や自律神経だけでなく“回復するための潤い不足”として考えることも大切だと感じています。

④陰虚タイプの方に多い特徴

1.夜になると元気になる

陰虚タイプは、夜に神経が高ぶりやすい傾向があります。

そのため、

  • 夜更かししやすい
  • 寝る直前まで動いてしまう
  • 夜に集中力が出る

という方も少なくありません。

2.口や喉が乾きやすい

陰には「潤す働き」があるため、不足すると乾燥症状が出やすくなります。特に、

  • 喉が乾く
  • 水分を欲しやすい
  • 肌が乾燥する

という方は陰虚の傾向が隠れていることがあります。

3.ほてりや寝汗が出やすい

陰虚では“身体を冷ます力”が不足しやすくなります。そのため、

  • 手足がほてる
  • 寝汗をかく
  • 夜に熱っぽい

といった状態が出やすくなります。

⑤陰虚タイプの養生法

1.夜に頑張りすぎない

陰虚タイプは、「夜の消耗」に弱い傾向があります。特に、

  • 深夜のスマホ
  • 夜更かし
  • 寝る前の考え事

は回復を妨げやすくなります。まずは「夜は身体を休ませる時間」を意識してみるのがおすすめです。

2.身体を潤す食事を意識する

陰虚タイプの方は、

  • 豆腐
  • 白きくらげ
  • 山芋
  • 黒ごま
  • はちみつ

など“潤いを補う食材”がおすすめです。ただし「身体に良いものを頑張って食べる」ではなく「ホッとできる食事を続ける」くらいがちょうど良いと思います。

3.熱をため込みすぎない

陰虚タイプの方は、頑張り続けることで“内側に熱がこもりやすい”ことがあります。そのため、

  • 軽いストレッチ
  • 深呼吸
  • ぬるめのお風呂
  • 静かな時間を作る

などもおすすめです。「無理に元気を出す」より「静かに回復する時間」が大切だと考えています。

4.カフェインを摂りすぎない

陰虚タイプの方は、

  • コーヒー
  • エナジードリンク
  • 強い刺激

によって、さらに神経が高ぶりやすくなることがあります。疲れている時ほど刺激で頑張りすぎず“回復できる状態”を作ることが大切です。

⑥陰虚タイプにおすすめのツボ

セルフケアとして、

  • 太渓(たいけい)
  • 三陰交(さんいんこう)
  • 神門(しんもん)

などもおすすめです。

※ツボ名をタップすると場所と詳しい説明ページへ移動できます。

⑦腎陰虚・心陰虚という考え方

東洋医学では、陰虚をさらに細かく考えることがあります。

1.腎陰虚

  • ほてり
  • 寝汗
  • 耳鳴り
  • 腰のだるさ

などが出やすいタイプ。

2.心陰虚

  • 不眠
  • 不安感
  • 動悸
  • 神経の高ぶり

などが出やすいタイプ。

実際の臨床では、陰虚だけでなく、

  • 気滞
  • 血虚
  • 気虚

などが重なっている方も少なくありません。そのため当院では、筋肉や姿勢だけでなく、睡眠や疲れ方も含めてお話を伺っています。

⑧「休んでいるのに回復しない」と感じる方へ

東洋医学では、

  • 眠れない
  • 乾く
  • 熱がこもる
  • 神経が休まらない

なども身体からのサインとして考えます。「気合いが足りない」と無理を続ける前に、一度“潤いを回復する時間”を作ることも大切です。

⑨まとめ

陰虚タイプの方は、

  • 頑張りすぎ
  • 夜更かし
  • 神経疲労

によって、身体を回復させる力が不足している場合があります。身体を整えるためには「もっと頑張る」ではなく「休める身体を作る」視点も大切です。

長津田櫻花堂鍼灸マッサージ治療院では、筋肉や姿勢だけでなく、東洋医学的な体質も含めて施術を行っています。不眠やほてり、疲れているのに休まらない感覚でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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著者:櫻花堂治療院 院長 大久保昌哉

横浜市緑区長津田にて櫻花堂鍼灸院を運営している大久保昌哉です。スポーツトレーナーとしての経験や介護福祉士としての資格を持ち、身体と心の健康をサポートするための情報をお届けしています。不眠症や冷え性、自律神経失調、腰痛、肩こりなど慢性的な疾患やケガなどの改善を得意としています。

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