風邪のあとに咳・鼻水がスッキリしない方へ|すぐ押せるツボ【孔最(こうさい)】

①孔最とは

こんにちは。長津田櫻花堂鍼灸マッサージ治療院です。

「咳が続いてスッキリしない」
「鼻水や喉の違和感がなかなか抜けない」
「呼吸が浅くてなんとなく重たい感じがする」

そんな不調を感じている方に、ぜひ知っていただきたいのが孔最です。孔最は肺の働きに関わるツボで、咳や鼻水、喉の違和感など呼吸器の不調に使われます。比較的変化が出やすい特徴があり、「つらい時にまず押すツボ」としても知られています。腕にあるためセルフケアもしやすく、呼吸器の不調を感じたときに頼りになるツボです。

②孔最の場所

孔最の場所

孔最は肘と手首の間の腕の前面にあるツボです。手のひらを上に向けた状態で手首と肘を結ぶ線の上にあります。手首から肘に向かっておよそ3分の1ほど上がったあたりに位置します。孔最も合谷と同じように、点で探すというより“面”で探す事がよくあります。位置を目安にしながら、その周囲で痛気持ちいい場所を探してみてください。

③孔最の効果・効能

●咳・呼吸器症状の緩和

肺の働きを整えることで、咳や呼吸の違和感を和らげます。

●鼻水・喉の不調

粘膜の状態を整え、鼻水や喉の違和感の軽減が期待できます。

●風邪の初期や長引く症状

体の防御力(衛気)に関わり、風邪の初期や回復期にも使われます。

④孔最が使われる主な症状

・咳
・鼻水、鼻づまり
・喉の違和感
・呼吸が浅い感じ
・風邪の初期や長引く不調
・花粉症などの呼吸器症状

⑤こんな方におすすめ

✅咳や鼻水が長引いている方
✅季節の変わり目で体調を崩しやすい方
✅風邪を引きやすい方
✅呼吸が浅いと感じる方

⑥押し方・セルフケア方法

反対の手の親指で、やや強めに5秒ほど押してゆっくり離します。これを3〜5回繰り返しましょう。「痛気持ちいい」と感じる強さが目安です。

咳や違和感が出始めたタイミングで押すのがポイントです。

⑦注意点

強く押しすぎると筋肉を痛める可能性があるため、無理のない範囲で行ってください。また、症状が長く続く場合や悪化する場合は、医療機関への受診をおすすめします。

⑧東洋医学的な考え方

孔最は「肺経」に属するツボで、気の巡りを整える働きがあります。肺は呼吸だけでなく、皮膚や粘膜、体を守る力(衛気)とも関係しています。

そのため、肺のバランスが乱れると咳や鼻水、風邪を引きやすいなどの症状が出やすくなります。特に外からの影響(寒さや乾燥)を受けやすい方や、体の防御力が落ちている方には重要なポイントです。

⑨おわりに

孔最は、呼吸器の不調に対して非常に使いやすいツボです。

「なんとなく喉がおかしい」
「咳が出そうな感じがする」

そんな初期の違和感の段階でケアすることで、悪化を防ぎやすくなります。また、孔最は他のツボと組み合わせることで、より効果を発揮します。

例えば
・鼻水や顔周りの症状
合谷
・自律神経の乱れや体の冷え
三陰交

と組み合わせることで、より全体のバランスを整えることができます。症状がなかなか改善しない場合は、お気軽にご相談ください。櫻花堂治療院がしっかりサポートいたします。

⑩こんな方に使いました

※掲載している内容は、患者様のご承諾をいただき、個人が特定されないよう一部調整してご紹介しています。

30代男性、デスクワーク中心のお仕事の方。風邪のあとから咳が続き、特に夕方から夜にかけて気になるとのことでした。喉の違和感もあり、呼吸が浅い感じがすると訴えられていました。触診すると、前腕の孔最のあたりに強い圧痛があり、胸まわりの緊張も見られる状態でした。

施術では、孔最を中心に肺の働きを整えるように調整を行いました。施術後は「呼吸がしやすくなった」「喉の違和感が少し軽くなった」といった変化が見られました。日常でもセルフケアとして孔最を押していただくようお伝えしています。

施術していて感じることとして、風邪のあとに症状が長引いている方や、季節の変わり目に体調を崩しやすい方は、このツボがよく反応する印象があります。

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著者:櫻花堂治療院 院長 大久保昌哉

横浜市緑区長津田にて櫻花堂鍼灸院を運営している大久保昌哉です。スポーツトレーナーとしての経験や介護福祉士としての資格を持ち、身体と心の健康をサポートするための情報をお届けしています。不眠症や冷え性、自律神経失調、腰痛、肩こりなど慢性的な疾患やケガなどの改善を得意としています。

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