不眠症~鍼治療から考えるタイプと改善アプローチ~

こんにちは!突然ですが皆さん夜は眠れていますか?これまでの患者様でもかなりの方が悩まれていて、二番目か三番目かに多いお悩み事として「夜あまり寝れない」というお声がありました。そこで、中医学で考える不眠症の原因となる6つの異なるタイプと、それぞれに対する長津田櫻花堂治療院の鍼治療のアプローチをご紹介します。寝付けない原因が分かれば少しは気持ちが軽くなると思うので、疲れない程度にお読み頂ければ幸いです。

不眠症の6つのタイプと鍼治療のアプローチ

心陰・腎陰タイプ

特徴

胸のザワザワ、夢をよく見る、寝汗、耳鳴り。

原因

陰の気が少なくなることで陰陽のバランスが乱れ、体内で熱が生じ、心神を乱して眠れなくなる。

鍼治療のアプローチ

心と腎の陰を養うツボを使用して、内部の熱を和らげ、リラックス状態を促進します。

心脾両虚タイプ

特徴

よく目が覚める、顔色が悪い、お腹がゆるい、疲れやすい。

原因

消化器が弱く、思い悩むことや仕事を頑張り過ぎるため、気と血の余裕がなくなり、心を落ち着けられずに眠れなくなる。

鍼治療のアプローチ

消化器系と心の安定を助けるツボを刺激し、気と血の生産を促進します。

胆虚タイプ

特徴

一人で寝るのが怖い、心が落ち着かない、ため息をつく。

原因

決断が遅く、驚きやすい体質の上に恐ろしいことやストレスが重なり、心が落ち着かなくなる。

鍼治療のアプローチ

胆の機能をサポートし、心を落ち着かせるツボを活用します。

肝火タイプ

特徴

イライラしやすい、仕事を頑張り過ぎ、眼が充血、濃い小便。

原因

ストレスや仕事の頑張り過ぎで気持ちの落ち着きができず、眠れなくなる。

鍼治療のアプローチ

肝の火を鎮めるツボを刺激し、精神的な緊張を和らげます。

心火タイプ

特徴

胸が苦しい、口内炎、舌先が赤い。

原因

精神疲労や辛いものの食べ過ぎ、邪気の影響で熱が発生し、落ち着かなくなる。

鍼治療のアプローチ

心の熱を和らげ、精神的な落ち着きを促すツボを選択します。

胃気不和タイプ

特徴

食欲不振、手足や陰部の湿り感、身体が重い、水分を摂りたがらない。

原因

暴飲暴食などによって体内の気が滞り、心神に影響を及ぼす。

鍼治療のアプローチ

胃の働きを正常化し、心神の安定を図るツボを用いて治療します。

西洋医学と鍼治療(中医学)の違い

西洋医学では不眠症はしばしば睡眠薬やストレス管理、認知行動療法などで症状の緩和に焦点を当てるのに対し、鍼治療(中医学)では体の深層の不均衡を調整し、根本的な原因にアプローチします。この違いにより、鍼治療は持続的な改善と全体的な健康の向上を目指します。

長津田櫻花堂治療院での鍼治療の特長

長津田櫻花堂治療院の鍼治療は、患者様一人一人の体質や症状に合わせた個別の治療を提供します。自然な治癒力を高め、身体の内部からのバランスを取り戻すことを目指しています。不眠症だけでなく、全体的な健康と幸福感の向上をサポートします。

まとめ

不眠症は生活の質に大きな影響を与えます。当院では、各タイプの不眠症に対して独自の鍼治療を提供し、皆さんの快適な睡眠をサポートします。長津田の皆さん、もし不眠に悩んでいらっしゃるなら、ぜひ当院にお越しください。心と体のバランスを取り戻し、健やかな睡眠を取り戻すお手伝いをいたします。

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著者:櫻花堂治療院 院長 大久保昌哉

横浜市緑区長津田にて櫻花堂鍼灸院を運営している大久保昌哉です。スポーツトレーナーとしての経験や介護福祉士としての資格を持ち、身体と心の健康をサポートするための情報をお届けしています。不眠症や冷え性、自律神経失調、腰痛、肩こりなど慢性的な疾患やケガなどの改善を得意としています。

最新の活動や日常の様子は、FacebookInstagramでフォローできます。

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