ジュクジュク、カサカサ痒くなる|アトピー性皮膚炎の原因と当院の治療方法
目次
1.はじめに
数あるホームページから長津田櫻花堂鍼灸・マッサージ治療院のページを訪れて頂きありがとうございます。今回はアトピー性皮膚炎について現代医学的な視点でのメカニズムと、東洋医学に基づいた当院が考える原因と治療方針をお伝えしたいと思います。
2.アトピー性皮膚炎のメカニズム
アトピー性皮膚炎とは…
- アトピー性皮膚炎とは肌がジュクジュク、カサカサなどの痒みを伴う症状です。小児期に多く、現在では大人になっても続く場合が増えています。
- アトピーとはギリシャ語で「特定されていない」「奇妙な」という意味があり、1933年にアメリカ人皮膚科医が医学用語として使用を始めたようです。
年齢別湿疹の特徴
- 乳児期: 頭や顔、しばしば体幹部や手足
- 幼小児期: 首や手足の関節
- 思春期以降: 上半身に強い傾向
アトピー性皮膚炎の原因
- 皮膚バリア機能の低下
- 遺伝的要因
- アレルギー刺激
- ストレス
アトピー性皮膚炎の治療方法
- 薬物療法
- 外用療法・スキンケア
- 悪化因子の検索と対策
これらに加え、定期的な血液検査で『TARC値』を測定する事で治療効果を評価したり、治療終了の判断材料にするようです。
3. 当院で行う『アトピー性皮膚炎』のタイプ別治療方法
長津田櫻花堂鍼灸・マッサージ治療院が考えるアトピー性皮膚炎は現在の生活環境、ストレスの状態、疲労、食事内容、ホルモンバランス等様々なことが影響していると考えます。また、長期間お悩みであった場合はそれだけ身体の根本から改善していかなければならない為、通常より長めの治療期間を提案する場合がございます。回数券などで通いやすい料金設定もご用意しておりますのでお気軽にご相談ください。
ジュクジュクタイプ
症状
ジュクジュクとした湿疹のような状態、下半身に症状が出やすい、食が細いorあまりない、口がネバネバする時がある、軟便気味
原因
体質的に、またはストレス等が原因で消化器が弱っている状態です。更に湿気の多い季節や食事の影響で身体内部の湿気が多くなり、皮膚に症状として出たことが原因です。
治療方針
まずは消化器が弱った原因を探り胃腸の状態を回復させます。また、湿気が身体に溜まらないような生活のアドバイスもさせて頂きます。
痒みバラバラタイプ
症状
身体のあちこちが痒くなる、カサカサのほうが多い、上半身に症状が出やすい、口が乾きやすい、目が疲れやすいor渇きやすい
原因
身体にある体液や血液などの水分の質が低下し、潤いが無くなる事で痒みとなって皮膚に現れます。その為カサカサ傾向で風が当たる場所が痒くなりがちです。
治療方針
身体にある水分の質を高めるようなツボを選択し、潤いを補給いたします。タイプ的に季節の変わり目や慣れない物が肌に触れると悪化する傾向にあるので一緒にアドバイスもさせて頂きます。
赤みタイプ
症状
赤く熱感がある、化膿しやすい、ただれている、口が乾きやすい、尿が黄色い、便秘気味
原因
暑い時期や体質的な水分不足、ストレスなどで体内に熱が発生し、皮膚に症状として現れます。
治療方針
赤みタイプは水分不足、ストレス、滞りなど原因が多く考えられますのでお話しをよく聞きながら改善できるツボを選択致します。
黒ずみタイプ
症状
皮膚の黒ずみがなかなか取れない
原因
アトピー性皮膚炎が長期化した事、また滞り体質などが原因と考えられます。
治療方針
体内の水分の質を向上させ巡りを良くするようなツボを選択致します。
4、まとめ
アトピー性皮膚炎は重症から軽症まで身近にみられる皮膚疾患です。まずはお近くの皮膚科を受診する事をおすすめします。身体の根本から改善が必要な場合はいつでも長津田櫻花堂鍼灸マッサージ治療院へご相談ください。
5、事例紹介
50代男性 アトピー性皮膚炎と花粉症
幼少期からのアトピー性皮膚炎と花粉症の症状改善を目的に来院。痒みの状態やお腹の状態、生活習慣などをお聞きし、花粉症とアトピー性皮膚炎を同時に改善できる可能性がある事をお伝えし治療を開始する。週一回の来院頻度で花粉症が発症する期間はほとんど服薬せずお過ごしになられる。痒みも精神的ストレスや疲労で今までは悪化していたが、生活に支障が出ない位で過ごせているご様子。現在は良い状態をキープし続けたいとの事で週一回ペースのまま来院。