「うまく説明できないんですけど…」でも大丈夫|鍼灸院の問診で伝わりやすい3つのポイント
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「うまく説明できないんですけど…」
初めて来院される患者さんから、とてもよく聞く言葉です。
肩こりや腰痛、頭痛、自律神経の不調など、つらさはあるのに言葉にするのは意外と難しいものです。
でもご安心ください。
実は鍼灸院の問診では、最初から完璧に説明できる必要はありません。
私たち施術者は患者さんのお話を聞きながら、少しずつ情報を整理していきます。
今回は、初めて鍼灸院を受診する方に向けて、「これだけ伝えていただけると助かります」というポイントを3つご紹介します。
ポイント① いつから気になるのか
まず一番知りたいのは、
「いつから始まったのか」
ということです。
- 昨日から
- 1週間前から
- 半年前くらいから
- 気付いたら何年も前から
この程度で十分です。
正確な日付を覚えていなくても問題ありません。
例えば、
「仕事が忙しくなった頃から」
「引っ越ししてから」
「花粉症の時期くらいから」
という伝え方でも大きなヒントになります。
ポイント② どこが気になるのか
次に、
「どこがつらいのか」
です。
これも正確である必要はありません。
- 首の付け根
- 肩甲骨の内側
- 目の奥
- おへその周り
など、だいたいで大丈夫です。
また、
「肩だと思っていたけど腕まで違和感がある」
「腰だと思ったらお尻も痛い」
という場合も遠慮なく教えてください。
不調の原因が、実際につらい場所とは別のところにあることも少なくありません。
ポイント③ どんな感じなのか
実はここがとても大切です。
患者さんはよく、
- ズキズキ
- ジーン
- ガチガチ
- ピリピリ
- モヤモヤ
- フワフワ
といった言葉で症状を表現されます。
このような表現は「オノマトペ」と呼ばれ、私たち施術者にとっては大切な情報です。
例えば、
- ズキズキ → 拍動するような痛み
- ピリピリ → 神経が関係している可能性
- ガチガチ → 筋肉の緊張
- フワフワ → めまいや自律神経の不調
などを考えるきっかけになります。
実は施術者は5W1Hを整理しています
私がトレーナー時代から学ばせていただいている金子朝彦先生は、著書『問診のすすめ』の中で5W1Hの重要性を述べています。
私自身も現在の問診で大切にしている考え方の一つです。
- いつから(When)
- どこが(Where)
- 何をすると(What)
- なぜ起きたのか(Why)
- どのような症状か(How)
といった情報を整理しながらお話を伺っています。
患者さんからすると雑談のように感じるかもしれません。
しかし、その会話の中には身体の状態を知るための大切なヒントがたくさん含まれています。
ですから、
「話がまとまっていないから申し訳ない」
と思う必要はありません。
むしろ何気ない一言が原因解明の糸口になることもあります。
上手に説明する必要はありません
当院では、
「どこから話したらいいか分からない」
という方もたくさん来院されています。
私も問診では、患者さんのお話を聞きながら一緒に整理していきます。
話しているうちに、
「あ、そういえばその頃からかも」
「そう言われると仕事が忙しくなってからですね」
と原因が見えてくることも少なくありません。
問診はテストではありません。
身体の状態を一緒に探っていく作業です。
おわりに
鍼灸院の問診で大切なのは、
- いつから
- どこが
- どんな感じか
この3つです。
完璧に説明しようとしなくても大丈夫。
少しずつお話を伺いながら、今のお身体の状態を一緒に整理していきましょう。
「うまく説明できないんですけど…」
という言葉から始まる問診も、実は珍しくありません。
どうぞ気負わずにご相談ください。