喉がつまるような感覚

こんにちは!関東地方も梅雨に入り、これから約一ヵ月の間、ジメジメジトジトの季節がやってきますね。ただ、私としては誕生日もあるので(何故か多い6月のベイビーです)嫌いではありません。

 

さて、今回は梅核気についてお話しさせて頂きます。

梅核気とは、熱感や腫れ、赤みは無いのに何故か喉が詰まったような感じがする症状です。昔の人はこのような状態を梅の実が詰まったような感覚に似ている事から「梅核気」と呼んでいました。現代医学では「咽喉頭異常症」や「ヒステリー球」などと呼ばれています。

 

では何故そのような症状が出るのでしょうか?下記によくある原因を二つ挙げましたのでご参考までに。

 

肝気鬱結型

ストレス等が原因で肝の疏泄作用(全身に血を送る作用)が障害を受け、痰が生じます。(イメージとしては粘度のある血液のようなものです)東洋医学では血の巡りが悪くなれば気の巡りも悪くなるので(気血津液)その悪い流れが喉で交わり停滞を起こし、詰まったような感覚を起こします。

 

痰濁阻滞型

脂っこい、甘い等の味の濃いものやアルコールにより痰が生じます。(ここでの痰は全身を巡る水のような津液がドロドロになったイメージです)また、偏食により消化器の一種である脾にダメージを受けると、津液の生成に乱れが生じ、同じく痰が形成されます。この痰が肺に上り有形になると、咳をした際の痰になったり、喉のイガイガの原因になります。無形になれば梅核気になります。

 

ストレスという助走があるから、幸せが来た時にはその分距離が伸びる。という持論を持つ大久保ですが(笑)何事もほどほどが一番ですよね。そんな時は5分でもいいので瞑想をおススメします。

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著者:櫻花堂治療院 院長 大久保昌哉

横浜市緑区長津田にて櫻花堂鍼灸院を運営している大久保昌哉です。スポーツトレーナーとしての経験や介護福祉士としての資格を持ち、身体と心の健康をサポートするための情報をお届けしています。不眠症や冷え性、自律神経失調、腰痛、肩こりなど慢性的な疾患やケガなどの改善を得意としています。

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