ギックリ腰

先日、腰痛の治療をしていた時の話です。患者様から「ギックリ腰をしたらすぐに治療院に来てもいいの?冷やしたほうが良いんだっけ?」という質問を頂きました。今はネットで何でも調べられる代わりに正解がなかなかみつかりませんよね。そこで、今までの治療や自分自身も過去にやってしまった経験を基に「現状ではこれが最適解」という情報を時系列にまとめてみます。

 

ギックリ腰発生~1時間

まずは安静第一です。無理に動こうとすると損傷した筋肉を更に傷めます。

温める?冷やす?
→単刀直入に言うと「どちらも正解」です。メリットはどちらにもあります。細かく言うのであれば『冷やすなら痛い場所。温めるなら背中やお尻など、周りの筋肉』です。また、去年発表された論文では、人工的に筋肉の損傷を起こしたラットの応急処置で、一番回復するまでの期間が短かったのは、温めるでも冷やすでも無く『何もしない』ラットが一番良かったようです。なので、無理に何かしようとせず、まずは安静にしてください。

 

1時間~

発生から1時間もすれば寝転がれる場所に移動できるまで痛みが引いていると思います。身体を丸めて横に寝たり、仰向けで膝を立てて寝たり。楽な姿勢でもう少しだけ痛みが引くように安静にしてください。もし動けるようになりましたら大変だとは思いますが最寄りの接骨院・整体院・鍼灸院に行かれることをおススメいたします。

 

治療後

適切な治療を行えば痛みの半分位は収まっていると思います。もし、ほとんど効果が無い場合は腰椎や骨盤などの骨に何かが起こっている可能性もありますので、整形外科の受診をおススメいたします。

 

治療1日~3日後

急性の怪我は1週間に2~3回治療する事で復帰までの期間がかなり短縮されます。

 

まとめ

ギックリ腰は確かに急に起きてしまいますが、実は日々の疲労の積み重ねが原因である事が少なくありません。そうなる前に早目のメンテナンスをしたり、身体と会話する時間を作ってあげてください。また新しい情報が入りましたらその都度発信したいと思います。

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著者:櫻花堂治療院 院長 大久保昌哉

横浜市緑区長津田にて櫻花堂鍼灸院を運営している大久保昌哉です。スポーツトレーナーとしての経験や介護福祉士としての資格を持ち、身体と心の健康をサポートするための情報をお届けしています。不眠症や冷え性、自律神経失調、腰痛、肩こりなど慢性的な疾患やケガなどの改善を得意としています。

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