夢・悪夢・中途覚醒…睡眠の悩みを中医学でパターン別に読み解く

1.はじめに

最近、櫻花堂治療院で治療をしていると、症状とは直接関係なさそうな話をされる方が増えています。

「最近、夢をよく見るんです」
「夜中に何度も目が覚めちゃって…」
「怖い夢でドキッとして起きることが多くて」

最初は「肩こり」「頭痛」「自律神経の乱れ」といったお悩みで来院された方が、治療を進める中でふと口にされることが多いのが、この「睡眠中の悩み」です。実はこれ、とても大事なサインなんです。

中医学では眠っている間に何が起きているか」を、とても重要に考えます。

2.「眠れているのに疲れる」睡眠の違和感とは

  • 夢をよく見る
  • 悪夢を見る
  • 途中で何度も目が覚める
  • 朝早く目が覚めてしまう

こうした悩みがある方の多くが「眠れてはいるんだけど…」「不眠ってほどじゃないですよね?」とおっしゃいます。ですが中医学では「眠りの質が落ちている状態」も立派な不調のひとつ。特に、

☑朝起きてもスッキリしない
☑日中ぼーっとする
☑疲れが取れない
☑気分が不安定

といった症状がある場合、睡眠中に体と心がしっかり休めていない可能性があります。

3.中医学では「睡眠中の状態」も体からのサインと考えます

中医学における睡眠と五臓の関係

中医学では、睡眠は主に「肝・心・脾・腎」の働きと深く関係すると考えます。簡単に言うと、

心:意識・精神活動

肝:気や血の巡り・情緒

脾:エネルギーと血の材料づくり

腎:生命力の土台・回復力

これらがバランスよく働くことで、人は深く、回復できる睡眠を取ることができます。なぜストレスや疲れで眠りが浅くなるのかストレスや忙しさが続くと、

  • 気が巡らなくなる
  • 血が消耗する
  • 回復する余力がなくなる

その結果、眠っている間も体が緊張状態から抜けられず、夢や覚醒といった形でサインが現れます。

4.夢をよく見る理由|中医学的に考えられる体の状態

考えすぎ・疲れすぎによる「血の不足」

夢が多い方に非常に多いのが、考えすぎ・気疲れ・仕事疲れです。中医学では、血は「心」や「肝」を養い、精神を落ち着かせる役割があります。血が不足すると、特徴としては、

  • 夢の内容がバラバラ
  • 起きた時に疲れが残る
  • 物忘れしやすい

といった傾向があります。ストレスが抜けない「気の滞り」夢の中でも仕事や人間関係が出てくる場合、ストレスが抜けきれていない状態かもしれません。気の巡りが悪いと、眠っても頭や胸が休まらず、夢として現れやすくなります。

5.悪夢を見る理由|眠っても心が休まらない背景

緊張や不安が抜けない状態

悪夢を見る方に多いのが、

  • 強い不安
  • 緊張感
  • プレッシャー

中医学的には、気の巡りが悪く、熱を帯びている状態。この状態では、心が落ち着かず、刺激の強い夢や悪夢を見やすくなります。

胃腸の不調や食生活の影響

実は、夜遅い食事・食べ過ぎ・脂っこいもの、これらも悪夢の原因になることがあります。胃腸が休めないと、体全体が落ち着かず、睡眠の質にも影響が出ます。

6.途中で目が覚める理由|時間帯で違う体のサイン

夜中に目が覚める場合

夜中に何度も目が覚める方は、ストレスや気の巡りが関係していることが多いです。

  • ため息が多い
  • 胸がつかえる
  • 気分の波がある

こうした症状があれば、体が完全にリラックスできていない状態かもしれません。明け方に目が覚める場合、明け方に目が覚めて再び眠れない場合は、回復力の低下が関係していることも。年齢や疲労の蓄積により、体を立て直す力が落ちているサインです。

7.「年齢のせい」「体質だから」と諦めなくていい理由

睡眠の悩みは、

「年齢のせいだから」
「昔から体質的に…」

と諦めてしまう方がとても多いです。ですが中医学では、体は常に変化できると考えます。体質とは「固定されたもの」ではなく、今の状態の積み重ねです。

8.櫻花堂治療院でできる睡眠へのアプローチ

睡眠の悩みを「体の状態」として考えます

櫻花堂治療院では、

☑どんな夢を見るか
☑何時ごろ目が覚めるか
☑日中の調子

こうしたお話を丁寧に伺いながら、今の体のバランスを見ていきます。鍼灸で行う体のバランス調整鍼灸では、

  • 緊張をゆるめる
  • 巡りを整える
  • 回復力を高める

といったことを、体に無理のない形で行います。「眠れないから頭だけ治す」ということはしません。

日常生活で気をつけてほしいポイント

  • 寝る直前のスマホ
  • 夜遅い食事
  • 考えすぎの習慣

こうした点も、少しずつ整えていくことが大切です。

9.まとめ|眠りは体からのメッセージです

夢・悪夢・中途覚醒といった睡眠中の変化は「眠れていない」というより、体がうまく休めていないサインかもしれません。眠れているかどうかだけでなく、どう眠れているかに目を向けることで、今の体の状態が見えてくることがあります。

「年齢のせいだから」
「体質だから仕方ない」

そうやって見過ごされがちな睡眠の悩みも、体を整えていく中で変化していくことは少なくありません。櫻花堂治療院では、症状だけを見るのではなく、生活リズムや疲れの溜まり方、睡眠の質まで含めて今の体を総合的に整えることを大切にしています。

「病院に行くほどではないけど気になる」
「誰に相談したらいいか分からない」

そんな段階こそ、ぜひ一度ご相談ください。

無理に通っていただくことはありません。今の体に必要なことを一緒に整理するところから始めています。ご予約・ご相談はLINEからいつでも可能です眠りが変わると、日中の体の軽さや気分も少しずつ変わってきます。今の体の声を聞くきっかけとして、櫻花堂治療院をご利用ください。

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著者:櫻花堂治療院 院長 大久保昌哉

横浜市緑区長津田にて櫻花堂鍼灸院を運営している大久保昌哉です。スポーツトレーナーとしての経験や介護福祉士としての資格を持ち、身体と心の健康をサポートするための情報をお届けしています。不眠症や冷え性、自律神経失調、腰痛、肩こりなど慢性的な疾患やケガなどの改善を得意としています。

最新の活動や日常の様子は、FacebookInstagramでフォローできます。

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