深部体温と睡眠の関係

こんにちは!長津田櫻花堂鍼灸マッサージ治療院の大久保です。

季節の変わり目となり、夜と朝の気温差が大きくなる日が増えてきましたね。
「夜は暑いと思って窓を開けて寝ていたのに、明け方の冷たい風で寒くなって途中で目が覚めてしまった…」
そんな声を最近よく耳にします。実は、私自身も同じような経験をしており、患者さんからも似たご相談をいただくことが増えています。

中医学的に見てもこの時期の睡眠トラブルにはいくつかのタイプがあり、体質や生活習慣によって原因はさまざまです。私の治療経験としてはこういった季節性の不調に対して鍼灸治療はとても効果的だと感じています。
しかし、年末年始は忙しく、なかなか治療に来られないという方も多いですよね。

そこで今回は、今日からご自宅でできる睡眠改善法を厳選してお伝えしようと思います。

まず、タイトルにもあるように、良質な睡眠をとるためには「深部体温のコントロール」がとても重要です。
深部体温とは、文字通り“身体の内部の温度”のことで、皮膚表面よりも0.5~1℃ほど高いと言われています。

小学生の頃、プールの授業がある日に体温計をくわえながら学校の準備をしていて、体温が高く出て焦った経験はありませんか?(笑)
あれは、口の中の温度が深部体温に近いため、高めに表示されてしまうからです。

そして、この深部体温は 「寝る前に下がり、起床に向けて徐々に上がる」 というリズムをもつことが理想とされています。この自然なリズムがスムーズに機能すると、入眠も深い眠りもとても良くなります。

下に 「おすすめの行動」 と 「NG行動」 をまとめておきますので、できるものからぜひ取り入れてみてください。

●42℃以下のお湯に入浴or足湯
入浴後に深部体温が徐々に下がる事で寝入りが良くなります。
●夕方の運動
末梢血管が広がり、放熱効果が上がるので、寝入りが良くなります。

寝る前のストレッチ
運動する理由と一緒です。また、副交感神経のスイッチも入りやすくなります。

NG行動
●夕飯に刺激の強い食べ物
深部体温が上がり、交感神経のスイッチも入るので、寝入りが悪くなします。
●夕寝
帰りの電車でついウトウト… 気持ちいいですよね!でも体内リズムが狂ってしまう原因なんです>_<
●寝る前の激しい運動やゲーム
当たり前ですがテンション上がってしまいますよね。
●一晩中つけっぱなしの電気毛布や湯たんぽ
私が一番言いたかったのはここです!確かに暖かい環境は気持ちが良いのですが、一晩中となってしまうと
睡眠中の深部体温が上がってしまい、身体が覚醒状態になって眠りが浅くなってしまいます。

ただただ毎晩何気なく過ごしている中で睡眠の質を下げてします行動があったりします。年末年始で忙しい
と思いますが、次の日の為にもしっかり眠れる準備は大切ですね!それでも改善されない方は鍼灸治療を
おススメいたします。

著者の画像                    

著者:櫻花堂治療院 院長 大久保昌哉

横浜市緑区長津田にて櫻花堂鍼灸院を運営している大久保昌哉です。スポーツトレーナーとしての経験や介護福祉士としての資格を持ち、身体と心の健康をサポートするための情報をお届けしています。不眠症や冷え性、自律神経失調、腰痛、肩こりなど慢性的な疾患やケガなどの改善を得意としています。

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