腰痛が治らない本当の理由|腰を揉んでも改善しないのは“別の筋肉”が原因だった!
目次
1.はじめに
いつも長津田櫻花堂鍼灸マッサージ治療院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。突然ですが…
「どうしてこんなにも多くの人が腰痛に悩まされているんだろう?」
皆さんも一度は、そんな疑問を抱いたことはありませんか?私がトレーナーとして活動していた20年間、シェイプアップを希望する方と同じ位、腰痛で悩んでいる方もいらっしゃいました。そしてこの問い、実は患者さんだけでなく医療の現場でも長年のテーマになっています。多くの医療系サイトや学会の発表を見ても、腰痛の約85〜90%は『原因不明』とされているのが現状です。
レントゲンやMRIを撮っても、「異常なし」。でも、痛みは確かにそこにある。
「原因が分からないのに、なぜこんなに痛いの?」「異常が無いと言われても、日常生活に支障が出ているんだけど…?」そんなモヤモヤを抱えている方は本当に多いんです。ではなぜ画像検査では分からない腰痛がこんなにも多いのでしょうか?
2.なぜ“原因不明”と言われるのか?
答えはシンプルです。
画像は“骨や椎間板”の状態を見るものだから。しかし、腰痛の真犯人はそれ以外の組織。つまり、筋肉・筋膜・軟部組織に潜んでいることが非常に多いのです。
筋肉の緊張や硬結、姿勢の癖、身体の使い方の偏りなどは、画像には一切映りません。当院を含め、現場で患者さんを診ていると「筋肉が原因の腰痛」が本当に多いと感じます。
しかも、腰そのものより“腰を引っ張る別の筋肉”が問題になっている場合が圧倒的に多いのです。
3.まず知ってほしい「病院へ行くべき腰痛」
ここからは大切な内容です。下記のような症状があるときは、まず医療機関を受診してください。
●発熱や寒気を伴う腰痛
●下肢のしびれが悪化し続けている
●排尿・排便に異常が出ている
●転倒や事故後、急激に痛みが出た
●安静にしていても強い痛みが続く
●すべり症・分離症・椎間板ヘルニアなど明らかな器質的疾患が疑われる
●夜間に痛みで目が覚める
これらは、
●骨折
●感染症
●腫瘍
など“重大な疾患”が隠れている可能性があるため、まずは安全確認が必要です。
4.では、一般的な慢性腰痛はなぜ起こるのか?
ここが多くの方が知りたいポイントだと思います。
結論から言うと…
「骨盤に付着している筋肉のバランス崩れ」
が大きな原因です。骨盤は“身体の中心であり土台”そこにさまざまな筋肉が付着し、引っ張り合いながら姿勢を保っています。
しかし、
●座り姿勢が長い
●片足に重心を乗せる癖
●運動不足
●ストレス
●睡眠不足
●過去のケガ
などによって筋肉の使い方が偏ると、骨盤は簡単に歪みます。
そして歪んだ状態で生活を続ければ、腰椎に負担がかかり、腰痛というサインが現れます。
5.“腰だけ”を触っても良くならない理由
街中にある治療院では、腰が痛い=腰をマッサージする、という流れが一般的です。しかし、実際には腰以外の筋肉が痛みを作っているケースが非常に多いと考えます。
例えばよくあるのが
「ハムストリングス(もも裏の筋肉)が硬いと腰が痛くなる」という解説。もちろん間違いではありません。
ただ、実際の臨床ではもっと複雑です。腰を守る筋肉は前後左右、立体的に互いに影響し合っています。前側が引っ張れば後ろが緊張し、外側が硬ければ骨盤が傾く。単純な“1対1の関係”ではありません。
だからこそ、痛みの出ている場所だけを施術しても改善しにくい という現象が起こります。
6.櫻花堂が得意とする「本質的な腰痛治療」
当院では腰痛の評価をするとき、腰以外の“ある筋肉群”を特に重視しています。
ここは一般的な整体・整骨院ではあまり触れない、しかし腰の負担に直結することが多い重要エリアです。
●骨盤の前側
●骨盤の外側
●股関節周囲
これらは“姿勢を決める特定の筋膜ライン”こういった部分を徹底的に評価し、必要なポイントを丁寧に施術することで「長年の腰痛が初めて楽になった」というお声も多くいただいています。
“腰痛をおこす真犯人は腰以外にある”この視点で治療をしている鍼灸院は、実は多くありません。その点が、櫻花堂の腰痛治療の大きな強みだと自負しております。
7.腰痛で悩んでいる方へ
腰痛は“姿勢が悪いから”でも“筋力不足だから治らない”ものでもありません。多くの腰痛は、正しい評価と的確なアプローチ、そして再発予防をすれば改善する余地があります。
●朝起きた時の腰の重さ
●デスクワーク後の立ち上がりの痛み
●長年続いている鈍い痛み
●病院では異常なしと言われた腰痛
こういった症状でお悩みの方は、一度ご相談ください。あなたの腰痛の“本当の原因”を一緒に探します。
8.おわりに
今回は「腰痛の9割は原因不明と言われる理由」と「櫻花堂が腰痛治療を得意とする理由」をお話ししました。
次回は、腰痛を悪化させない日常生活のコツについて書いていきます。腰痛は放置せず、早めのケアが大切です。
お身体の不調はお気軽にご相談ください。