鼻血のはなし

こんにちは!櫻花堂治療院の大久保です。

突然ですが、皆さん鼻血を出した事ありますか?自慢にもなりませんが私は一度も出した事がありません(笑)さて、この鼻血ですが、ぶつけた等の物理的なものを除いて、七つものタイプに分けられます。簡単ではありますが理由も書いておきます。

 

①風寒タイプ

風邪と寒邪が合わさり体表に留まったり背中から肺に侵入。微熱で悪寒あり。

②風熱タイプ

風邪と熱邪が合わさり体表に留まったり鼻から肺に侵入。高熱が出て悪寒なし。

③胃火タイプ

暴飲暴食などで胃に熱が生じ、その熱が鼻に伝わり出血を起こる。

④肝火タイプ

精神的ストレスにより肝に熱が生じ、鼻に伝わる。

⑤脾不統血タイプ

慢性病などで虚弱体質になり、血管内に血液を留めておく気の作用が低下し出血。身体にも内出血が見られる。

⑥腎陰虚タイプ

腎にある陰(水)が消耗し、相対的に陽(火)が強くなり虚熱が生じる。その熱が鼻に伝わり出血する。

⑦陽竭陰脱タイプ

症状は意識不明で脈は微弱なので救急搬送レベルです(><)

 

いかかだったでしょうか?先日、某テレビ番組の芸人ドッキリのようなコーナーで「相方が緊急入院の知らせが来たら眠気も食欲も無くなるのか」という検証がありました。その中で一人の芸人さんが続報の電話を待ちながら泣いていたのですが、次の瞬間大量の鼻血を出していました。あれは完全に肝火が鼻に影響を及ぼしたのでしょうね(笑)

2018年に出版されたダニエル・キーオン医師の著書『閃く経絡』では救命医時代に止血困難で救急搬送された患者さんに孔最というツボを押して止血したという逸話があります。これから熱邪・風邪の勢いが強くなる季節になりますので、急な鼻血が出ましたら一度お試しください。

著者の画像                    

著者:櫻花堂治療院 院長 大久保昌哉

横浜市緑区長津田にて櫻花堂鍼灸院を運営している大久保昌哉です。スポーツトレーナーとしての経験や介護福祉士としての資格を持ち、身体と心の健康をサポートするための情報をお届けしています。不眠症や冷え性、自律神経失調、腰痛、肩こりなど慢性的な疾患やケガなどの改善を得意としています。

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