【女性必見】冷え・むくみ・内臓不調はつながっている?気・血・津液から読み解く不調の正体

1.冷え・むくみ・内臓不調が同時に起こる理由

 〜気・血・津液と五臓六腑から身体を読み解く〜

冷え浮腫み便秘胃腸の不調。これらの症状に、ひとつでも心当たりはありませんか?40代以降の女性からよく聞くお悩みですが


「年齢のせいだから仕方ない」
「体質だからもう諦めている」
「何をしても改善しないから」


そう思われている方も少なくありません。しかし、中医学の視点で体を見ていくと、これらの不調は偶然でも別々でもないことが分かってきます。今回は、冷え・浮腫み・内臓不調がなぜ同時に起こるのかを、気・血・津液、そして五臓六腑から分かりやすくお話しします。

2.中医学が考える「冷え・むくみ・内臓不調」の本質

中医学において、身体は
●作る
●巡らせる
●温める
●排出する
というバランスの上に成り立っていると考えます。このどこかが崩れると、複数の不調として表面に現れます。特に「気」「血」「津液」がスムーズに巡らなくなると冷えや浮腫み、便秘や胃腸の不調として現れてきます。

①気の異常が関係するケース

気虚(ききょ)

気とは、生命活動を維持するエネルギーです。身体を動かし、巡らせ、温め、持ち上げる力があります。この力が不足すると
●疲れやすい
●胃腸が弱い
●冷えやすい
●むくみやすい

気滞(きたい)

気は絶えず動き続けている性質を持つのですが、ストレスや運動不足などで気の流れが滞っている状態でいると
●お腹の張る
●ガスが溜まる
●便秘と下痢を繰り返す
●胸や喉のつかえ感
●内臓の動きが低下

②血の異常が関係するケース

血虚(けっきょ)

血とは各臓器や組織に栄養を供給する液体です。また、気と一緒に身体を温める作用もあります。この血が不足すると
●冷えが強くなる
●肌や髪の乾燥
●めまい、立ちくらみ
●便が硬くなりやすい

血(おけつ)

血の巡りが悪く、滞っている状態です。「温まらない」「流れない」が同時に起こり
●冷えのぼせ
●慢性的な浮腫み
●下腹部の張り
●生理トラブル

③津液の異常が関係するケース

津液不足

津液とは身体を潤す体液です。目や口、鼻の潤い。また、関節や人体、筋肉にも潤いを与え生命活動のサポートをしてくれいています。この津液が足りなくなると
●便秘
●口や喉の乾燥
●皮膚の乾燥
●ほてり

水湿・痰湿

水分が余っていたり滞っている状態。「冷え」と「むくみ」が同時に出る代表的なパターンです
●むくみ
●体が重だるい
●胃もたれ
●冷え

④五臓六腑別に見る原因

脾(ひ)の問題

脾は消化吸収、水分代謝の司令塔です。この脾が弱ってしまうと
●消化吸収低下
●水分代謝低下
●浮腫み
●便秘・下痢

腎(じん)の問題

実は見逃せない重要ポイントです。加齢と関係が深い臓器です。40代以降は腎の力が自然と低下しやすく、冷え・むくみが慢性化しやすい状態になります
●下半身の冷え
●足腰のだるさ
●むくみ
●排泄力低下

肝(かん)の問題

気の流れを司ります。ストレスなどの精神的なダメージで胃腸や便通の流れを乱してしまいます。脾と肝は影響し合うため、ストレスがきっかけで症状が出る方は要注意です
●胃腸不調
●お腹の張り
●便秘

心(しん)の問題

血と精神活動に関係します。睡眠・メンタル・血の巡りに影響し、睡眠不足や不安感が強い方に多いパターンです
●血の巡り低下
●冷え
●不眠
●動悸

肺(はい)の問題

水分代謝と免疫に関係します。肺と大腸は表裏関係にあり、便秘との関係も深い臓です
●水分が下に溜まりやすい
●浮腫み
●便秘

3.40代以降の女性に増える「複合的な巡りの乱れ」

40代以降はホルモンバランスの変化、筋肉量の低下、長年の生活習慣、ストレス、冷たい飲食のクセなどが積み重なり、「脾」「腎」「気・血・津液」の働きを同時に乱している方がとても多いのです。だからこそ

●その場しのぎのマッサージ
●痛い場所だけの施術
●食事や運動だけの対策

では追いつかないこともあります。

4.鍼灸で「体の巡りの土台から整える」という選択

鍼灸治療では、気を巡らせ、血を動かし、津液のバランスを整え、五臓六腑の働きをサポートする「全体調整」が可能です。冷え・むくみ・便通・胃腸を追いかけるのではなく、「身体が本来持っている調整力」を引き出すことが改善の近道になります。実際に来院される患者さんからはこんなお声が多いです。

「体質って変えられるんだと思えた」
「外出する気力が戻った」
「ちゃんと話を聞いてくれた」
「理由を説明してくれたから安心した」

このように、「これからの身体を一緒に整えてくれる場所」を探している女性はとても多くいらっしゃいます。生活の“当たり前”がつらいと感じたら、それは立派な相談理由です。冷えも、むくみも、便秘も、胃腸の重さも、命に関わらないからこそ「我慢できてしまう」。でもそれは、毎日のQOL(生活の質)と心の余裕を確実に奪っていきます。

●外出が億劫になる
●体に自信がなくなる
●気分が落ち込む
●やりたいことを諦める

そんな変化がもし体にあるなら、それはあなたの体が出している大切なサインです。いつでも力になります。「こんなことで相談していいの?」そんな言葉をよく聞きます。でもあなたの日常がつらいなら、その時点で治療理由として十分です。

櫻花堂治療院では、症状の背景にある体質と“巡りの本質”を大切にしながら施術を行っています。あなたの体の変化、生活の変化、気持ちの変化を、これからも丁寧に支えていきます。冷えも、むくみも、内臓も、そして腎の力も。身体はつながっているから、改善もつながって起こせる。我慢しなくて大丈夫です。いつでもあなたのお力になります。どうぞお気軽にご相談ください。

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著者:櫻花堂治療院 院長 大久保昌哉

横浜市緑区長津田にて櫻花堂鍼灸院を運営している大久保昌哉です。スポーツトレーナーとしての経験や介護福祉士としての資格を持ち、身体と心の健康をサポートするための情報をお届けしています。不眠症や冷え性、自律神経失調、腰痛、肩こりなど慢性的な疾患やケガなどの改善を得意としています。

最新の活動や日常の様子は、FacebookInstagramでフォローできます。

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